投資顧問の実力とは?
理想的な投資顧問は、実力(実績)のある投資顧問です。
顧客である投資家に適切な投資助言(アドバイス)を行い、そのアドバイスにより投資家が利益を得ることが出来る。
こんな理想的な投資顧問と契約したいですよね。
私たち投資家にとって、「良い銘柄情報」と言うのは、これから株価が上昇(下落)期待のできる銘柄情報を事前にアドバイスされることで、既に上がった銘柄(失敗した銘柄)の解釈云々を教えてもらう事ではありません。

投資顧問の実力とは、結果的に投資家に対して事前に「良い銘柄情報」を伝えることが出来るかどうかに限るかと思います。実績と言う事ですね。
誤解無いように言いますと、投資顧問より100%勝てる情報が欲しいと言う事ではなく、失敗する銘柄もありますが、長期的にみると、プラスのりターンに繋がる情報が欲しいと言う事です。
私たち投資家も、投資顧問より「良い銘柄情報」を貰い、その銘柄へ投資し、一定程度のリターン(利益)が獲得できれば、気持ちよく報酬を支払う事が出来ます。
そんな関係こそ、投資家と投資顧問の理想的なWinWinの関係です。
こんな理想的な投資顧問を探してみてください。
投資顧問の探し方1(WEB上の広告)
GoogleやYahooで「投資顧問」と検索すると、真っ先に表示されるのは、広告サイトですね。
ご存じの方も多いかと思いますが、リスティング広告と言われる広告です。
こちらは、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されますので「検索連動型広告」とも呼ばれます。
投資顧問と検索すると、説明文の左上に「広告」と表示されているリンクが、リスティング広告にになります。
お金をかけて広告表示していますので、そこに表示があるから信ぴょう性があるとは言えませんね。
よく見かけるサイトは、沢山の広告費を掛けて広告を表示している企業という事です。
その少し下に表示される「広告」と表示されないリンクは、純粋な検索結果となります。
上位サイトが、必ずしも理想的な投資顧問かどうかは、言えません。
SEO対策がしっかりなされているるサイトが、上位に表示されるようになっていますが、googleなどの検索エンジンも改善されており、最近では利用者が欲するようなサイトが上位に表示されるようになっていますので、ある程度は信頼しても良いかもしれません。
GoogleやYahooの検索結果が、あまりにも悪質なサイト(詐欺サイトなど)が表示されることは考えにくいですが、インターネットの情報は基本的に疑ってかかることで、最低限のリスク回避ができるかと思っています。
投資情報については、自らの資産を投資する事になりますので、尚更「疑いの目線」で見ていかないと、大けがしてしまいます。
「投資顧問」で検索した場合、その結果で表示されるWEBサイトが今主流の投資顧問であることは間違いないかと思います。
まずは、検索サービスを活用して探していきましょう。
投資顧問の探し方2(口コミ)
ある程度、目ぼしい投資顧問が見つかったら、利用者の生の声を聴きたいと思いますよね?
口コミサイトで、その投資顧問サイトについて調べてみて、良さそうであれば、無料登録して見る。(無料サービスがある場合)
でも、その口コミサイト信用しても良いのですか?
過去の行政処分を調べてみますと、口コミすら操作されている可能性があるようです。
当社は、本件広告手法により、本件ウェブサイトにおいて、実際には本件広告業務委託先が当社の助言実績を正確に反映することなく作成した当社広告記事を、集客効果を狙って、あたかも第三者によって投稿されたかのような外観を装った記事として掲載した。
関東財務局(https://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2020/2020/20200303-2.htm)
関東財務局などのページで行政処分が公表されているのですが、その内容を読んでも非常に分かりにくい表現で説明されています。
ざっくり言いますと、広告代理店等が、投資顧問サイトの実績について、口コミサイトへ投稿したが、その内容自体も正確ではない(良い様に加工された?)内容だった。結果的には、自作自演の投稿でだったという事かと思います。
一例ですが、こういう事もありますので、インターネットの情報を鵜呑みにする事は、とてもリスクある事なんです。
また、その口コミサイト自体に、信ぴょう性があるのかどうかも、最初に疑ってみた方が良いですね。
口コミサイトは、複数探してそれで評価した方が、信頼度が上がるかと思います。
Aという口コミサイトでは、お目当ての投資顧問サイトについて、褒めちぎっていたが、Bと言う口コミサイトでは、叩かれまくっている。
こんな場合、どちらからの情報は信頼できないですね。
良い事も、悪い事も万遍なく書かれている投資顧問サイトは、利用者による真の口コミになるのかなと思っています。
そもそも口コミ自体、悪い事の方が書きたくなりませんか?
例えば「○○と言う投資顧問で300万も損失が出た」など自分が損を被った場合は、他の人へ共有したいなど、正義感的な意味で、投稿する人も居るかと思います。
逆に、良い情報を得られた投資顧問を口コミサイトで投稿したいとは思いません。
よく言われるパレートの法則(2:8の法則)に収まりそうな感じがします。
勝手な推測ですが、特定の投資顧問サイトの口コミについて、全てその利用者が投稿した場合、2割の人は良い事(良い銘柄を貰ったなど)を書くかもしれないですが、8割の人は悪い事(損を被ったなど)を書くかもしれないです。
そんな目線で、口コミサイトを利用すると、おのずと信ぴょう性のある投資顧問サイトも見つかってくるかもしれないですね。
投資顧問の口コミサイト
1.良い内容の口コミが目立つ
これは、まずありえないかと思っています。
投資顧問から貰った銘柄情報を、取組みし儲からないと、口コミは存在できません。
投資顧問が100%利益を生む情報を配信する事は不可能ですので、利益に繋がらない人が一定数以上存在する事が通常です。
コロナ禍の自粛警察ではないですが、悪い情報を周知したいという一種の心理的効果を踏まえると、良い情報しか掲載れてない口コミは、信頼できないと思っています。
これは、投資顧問に関する口コミ以外にも言えるのかなと思います。
アマゾンや楽天の口コミも操作されているとの話も聞いたことありますので、運営者情報も記載ない口コミサイトを、初めから信用する事は、それだけでリスクがありますので注意しましょう。
2.悪い内容の口コミが目立つ
このケースは、ありえますが、他の口コミサイトなど複数の口コミサイトを収集してもなお、悪い口コミしかなければ、それは事実に近く、信用に値する口コミかと思います。
単一の口コミサイトの情報のみを鵜呑みにすると、誤った情報に踊らされてしまう事がありますので、注意しましょう。
投資顧問の探し方3(実績)
投資顧問の広告を見ますと、どこも実績を表示しています。
この実績に信ぴょう性があれば、結果的に実力のある投資顧問を選択できるようになりますので、これで投資顧問を取捨選択するのがベストかと思いますが、投資顧問会社も商売ですので、業者に都合の良い実績は教えてくれるけど、悪い実績は隠そうとしてしまうのではないか?と疑ってしまいます。
ですので、投資顧問の過去実績に関する情報を正確に貰えてない?
私の疑いの通り、行政処分を受けた業者を見ますと、虚偽の実績を広告に掲載したケースがありました。
投資顧問を選択する場合には、実績表示についても、疑ってみる必要がありそうですね。
でも最近では、よい実績ばかりを公表してるサイトもありますが、悪い実績を公開しているの投資顧問サイトも出てきました。
それでも、その情報を鵜呑みにせずに、本当にこの程度なのかな?と疑ってみた方が良いかと思います。
投資顧問業協会のガイドライン(「広告、勧誘等に関する自主規制基準」)を見ますと、この様に書いてあります。
過去1年間の自己の助言全体の実績が適正に反映されるよう配意しなければならない。
投資顧問業協会 広告、勧誘等に関する自主規制基準
過去 1 年間に行った助言の一部についてのみ表示を行うときは、自己に有利なもののみを表示してはならず、かつ、当該表示が自己の行った助言実績の一部であることを明示しなければならない。
配慮しなければならない。という事は、強制力は弱い感じがしますね。
有利な銘柄のみを表示しなければ問題が無いようですね。
少しでも有利でない実績を表示していれば、問題ないとも受け取れます。
なんか、ゆるーい業界なのかな?とも思えてきます。
私は、投資顧問の実績は、投資家へ正しく公平に反映できるようにしたいと思います。
嘘は嫌ですから。
実績についての行政処分
「投資顧問業者がやってはいけない事」でまとめましたので参照ください